山科盆地の東側に位置する音羽山(593m)は、山城と近江を隔てる国境の山で、その優美な山姿は古くから多くの歌にも詠まれてきました。旧暦では2月11日を平均した境界線として年が改まりましたが、そのころになると三寒四温の気候変化が起こります。寒い三日間が過ぎると、暖かな日和が四日ほど続き、日中が温暖になるその朝は東山の稜線が紫がかって、日が昇るとその稜線が霞のベールで包まれます。この霞はかならず最初に東の山=山科の音羽山に立ち、これを京都に春が来た兆しとして、都人は心待ちにしてきました。今回は、千年都市に春の訪れを告げる山=音羽山に、地下鉄椥辻駅から笠原寺、牛尾観音を経由して登り、山頂から山城と近江の眺望を同時に楽しんだ後、東海自然歩道を逢坂の関まで下ります。
日時 2024年 6月29日(土) ※雨天の場合は翌週7月6日に順延
集合 10:00 地下鉄東西線 椥辻駅 (椥辻駅までは各自で移動ください)
定員 40名
参加費 2,700円 (SKY会員の方は1,500円)
参加対象 千年都市の山々を歩く①~⑦に参加された方、又は同等の登山経験のある方。
服装・持ち物 登山ができる服装、登山靴またはトレッキングシューズ、
リュック、雨具、お弁当、飲み物、タオルなど
行程
地下鉄・椥辻駅 10:00 ➔ 笠原寺展望台10:40 /10:50➜ 行者ヶ森 11:50 ➜ 桜の馬場 12:30/13:00(昼食) ➜ 牛尾観音12:30~13:00(トイレ)➜ 音羽山14:20/14:40 ➜ 休憩地(トイレ)15:00➜逢坂の関趾(トイレ)15:50/16:00 ➜ 京阪大谷駅16:20 解散