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2013年04月25日

SKY軽登山クラブ

SKY軽登山クラブ<例会>山行き報告

<4月例会・山行き報告>

新山マークskyロゴ.jpg 北尾根からの三上山.jpg 新山マークskyロゴ.jpg

(写真上・三上山・近江富士)

[行き先] 三上山~北尾根縦走

日時:平成25年4月17日(水)

集合場所:JR湖西線「野洲駅」南口・滋賀交通バス停集合北山台行発乗車/御上神社前下車

✿歩行距離:約10.3㎞✿天候:曇✿本日の参加:31名(男性23名・女性8名)

<コース>(S)御上神社~表登山道~妙見堂跡~割石~奥宮・展望台~三上山山頂~

北尾根縦走路~妙光寺山磨崖仏~(G)JR野洲駅

<コースのあらまし>三上山(432m)は滋賀県野洲市三上にある山で、近江平野に

円錐形に美しく聳え、富士山に似ているところから一般的に近江富士と呼ばれ

関西百名山にも選ばれています。今回は、三上山表登山道と近江富士が

一層美しく眺望できる北尾根縦走路の2コースを併せて登ります。

表道は急登りが多く健脚向きの登山道です。北尾根縦走路も砂利道が多く

アップダウンの繰り返しがつづくタフなコースです。

御上神社石碑.jpg 御神神社鳥居.jpg 登山道入り口階段.jpg 猪除け扉.jpg

(写真左2・御上神社/写真右2・三上山表登山道入り口)

<前半/スタート>御上神社:三上山は御上神社の神体山です。御祭神は天野御影の

(あまのみかげのみこと)が祀られています。楼門、拝殿は重要文化財、本殿は国宝です。

魚釣り岩.jpg 妙見堂跡.jpg

(写真左・魚釣り岩/写真右・妙見堂跡)

<魚釣り岩>民家の間の石段を登ると猪除けの鉄扉があり、ほんのすぐ先に魚釣り

岩といわれる大きな岩が構えています。その昔、琵琶湖の水位はこの岩の

あたりまであったらしく、この上で魚釣りをしていたと伝えられています。

<妙見堂跡>急な階段の道を10分ほど登ると平坦な広場になり石灯籠や石垣が

残っている妙見堂跡に着きます。妙見堂跡の横奥を通り、赤松、杉、カシなど

雑木林の中を木の階段や露岩の上を急登します。山登りが実感できるハードな

箇所です。この山は、今は少なくなったが松茸山らしく、秋は登山だけでも

初穂料として500円を御上神社におさめるそうです。<期間・9/23~11/3>

割岩鎖.jpg 割岩.jpg

(写真左・割岩横の鎖/写真右・割岩/写真下3・露岩)

露岩の急登.jpg 露岩急登2.jpg 露岩急登3.jpg

<割石>中ほどから岩が多くなり、大きな岩の間は岩にしっかりと掴まりながら這い

登っていると突然大きな割れた岩が現れます。

岩が真二つに割れているところから「割石」と呼ばれ、左側には鎖が取り付けて

あってそれにつかまりながら登りきると、人がぎりぎり通れる隙間を

すり抜けます。右側には迂回路もあります。さらに岩の間を急登り大きな岩には

手すりや、鎖、ロープが取り付けてあって助かります。

姥の懐、展望.jpg

(姥の懐からの展望)

<姥の懐>雑木林が途切れたところに展望できるスペースがあって、このあたりが

「姥の懐」です。琵琶湖、大津の郷、音羽山、比叡山などが一望できます。

ここから山頂までまもなくです。

奥宮.jpg 三上山頂上展望.jpg 岩倉.jpg

(写真左・奥宮祠/写真中・山頂手前の展望台/写真右・磐座)

<三上山・山頂/奥宮>三上山、山頂手前の展望台で昼休憩。天気の良い日には

生駒山が望めるそうです。「奥宮」は展望台の後ろ、頂上手前に御上神社の祠が

あり、しめ縄を張った神様が降臨する所といわれている磐座(いわくら)があります。

急下り.jpg 三つ葉つつじ2.jpg こぶしの花.jpg

(写真左・急下り/写真中・三つ葉つつじ/写真右・こぶしの花)

<後半/スタート>(三上山、山頂には三角点がありません。)下山は希望ヶ丘方面

から北尾根縦走路へ。ここからは、ジクザク道で急下りの階段がつづきます。

途中、健脚向きと一般向きの道が分岐で交差します。(我々は一般コースを選択)

北尾根からの展望.jpg

(北尾根縦走路からの展望)

巨岩.jpg 岩のトンネル.jpg

(写真右・巨岩がゴロゴロ/写真右・岩のトンネル)

 尾根づたいにつづく低い松林の行く手には巨岩がゴロゴロあり、稜線がくっきりと

見えます。変化にとんだ山々を眺めながらしばらく進むと、岩のトンネルと

出会います。くぐったところが「古代峠」です。(標識あり)低い松林の尾根道だが

アップダウンの繰り返しと砂石ですべりやすく注意と体力が要ります。

巨岩の横を鎖やロープに掴まりながらピーク「田中の分岐」に到着。ここからさらに

ハードな道を進むと妙光寺山と下山の分岐にであいます。

妙光寺山には登らず、磨崖仏、下山の方面へルートをとり急降下の砂利道を

木の枝や岩に掴まりながら暫くすすむと岩屋のある広場に出ました。

岩屋の祠.jpg 妙光寺磨崖仏.jpg

(写真左・岩屋/写真右・妙光寺山磨崖仏)

岩屋の祠からすぐの所に巨岩にお地蔵さまが彫られる磨崖仏があります。

高さは160㎝もあり、鎌倉時代のものだそうです。ここからの下りは緩やかに

なって10分ほどで赤い鳥居の妙光寺山登山口に到着しました。

銅鐸の標識.jpg 妙光寺山からの登山口.jpg

(写真左・銅鐸の標識/写真右・妙光寺山登山口)

<銅鐸の標識>この野洲で古代の謎とされている銅鐸が24個も出土しています。

野洲町には博物館もあります。

<ゴール>国道8号線からゴールのJR野洲駅に午後4時に無事到着しました。

予想していたより、はるかにハードな登山コースでした。

✿次回、5月例会は5月16日(木)近江高島・リトル比良を予定しています。

新山マーク.jpg標識ロゴ軽登山ブログ.jpg 新山マーク.jpg